青年クラクワットサウンドを漕ぐ。 コンパスを頼りに、霧で真っ白な中、船の進む角度を保ちながら漕ぎ進む。カナダ西海岸トフィーノから漕ぎ出した私達が滞在した四日間、ほぼ毎日この辺り特有の濃い霧で覆われていた。