青年クラクワットサウンドを漕ぐ。 コンパスを頼りに、霧で真っ白な中、船の進む角度を保ちながら漕ぎ進む。カナダ西海岸トフィーノから漕ぎ出した私達が滞在した四日間、ほぼ毎日この辺り特有の濃い霧で覆われていた。
5月10日 「スターティング、レイクロード、アット、ゼロ」 私の職場の通勤路である未舗装のレイクロードの入り口では、無線をオンにして、「レイクロードをゼロ地点から出発します。」とアナウンスする。対向車も見えない、狭く蛇行した道。川沿いにはもちろんフェンスなどないので、お互い安全にすれ違うには無線が必要だ。
大自然を冒険する。”身体”編 洋二郎君が風邪をひいた。 見事な風邪のひきっぷりであった。 一週間38度から40度の高熱、強い倦怠感と喉の痛みに、激しい咳。もちろん食欲なんてない。動物は具合が悪い時は食わずに治すものだ。(あ、洋二郎君が動物的というわけではなく)
我が家の川で起こったこと 山の神が地響きを轟かせながら、敷地内の沢をドドドーッと降りていった。沢沿いの大きな針葉樹の木々も、洗濯機程の大きな岩も軽々と押し流しながら。夜中に何事かと家を飛び出すと、沢沿いの大木がミシミシといっていた。辺り一面、今倒れたばかりのスギの香りが立ち込めていた。
小さな村 私は平日、職場のある人里離れた森の中に住んでいる。 小さな田舎町の外れにある我が家から、未舗装の林道を四輪駆動車で80キロ。私達が住む村を通るリルエットリバー沿いを走るこの林道は途中、幾度か湖、ゆっくりした流れ、早瀬と姿を変え、その流れが湖に変わる手前にぽつんとあるファーストネーションの小さなコミュニティ、ティペラ村。
北の海でカヤックしてきた。 バンクーバー島最北の町ポートハーディーから漕ぎ出した一週間のカヤック旅行から帰って来たら、洋二郎君の愛する庭の桃の木は真っ二つに折れていた。楽しみにしていた熟れた桃も、二十世紀梨もすっかりなくなっていた。犯人はもちろん、冬眠支度モードに入った熊である。
墓場へキャンプに行く。-その1- Graveyard は素敵なところ。一度行くべき、一緒に行こうよ❣️ いくら愛するハズバンドに何度も言われたって、絶対行きたくない。去年は丁重にお断りしていた。しかし、今年になって、私も地球も、スピリットの世界も変わったので、喜んで、というかお仕事で行ってもいいかな。という気持ちになったので行ってきた。線香を持参して。
3度目の正直その後。-温室完成- 雪に潰される事二回。美穂にもういらないと言われてもめげずに洋二郎が作った温室は、夏の収穫を一段と楽しいものにしてくれた。キュウリ、枝豆、トマト、ゴーヤ、ナス、今まで諦めていた野菜が普通に育つ嬉しさを堪能している。