僕は小学生の頃から水泳をやっていました。
高校では水泳部の部長をしていました。
スイマーだったのです。当時は(笑)
だいたい、スイミングスクールでの僕の練習のメニューは
400メートル×2
50メートル×100
400メートル×2
全部タイム制限付きのダッシュ。それが朝練です。学校に行く前の。
国体レベルの選手やジュニアオリンピックの選手達とともに練習に参加してました。
特待生でスイミングスクールもお金がかかりませんでした。
その中でも僕などはペーペーでしたが、皆は僕のほぼ倍の1日1万メートルの練習をしていました。
新入りはだいたいゲロ吐いてついてこれません。そんなときの為に、プールサイドにはバケツがおいてありました。
僕はあまり真面目ではなかったので、自分の練習量をこなしてサイナラ〜と途中で学校に行ってました。
僕にとって水泳はあくまで肉体の鍛錬の為。
レースに勝つとかはあまり興味がなかったのです。
今思うと殺人的なメニューですね。1年生の頃、最初の1週間くらいは身体が慣れるまでしんどかったです。
さて。水の中というのは息が出来ませんよね?
「く、苦しい。空気が吸いたい!!」
となるまで潜水をしていると、
ある地点から頭がモーレツに冴え渡ることに気が付きました。
潜水で息を止めると、脳は酸素が減少していると錯覚するので、頸動脈が大きく開いて、より多くの血液を脳に運びます。
血管が広がって、脳に酸素をたくさん取り入れようとするわけです。
「ゾーン」とよんでいました。
ここに入ると、ものすごく時間が長く感じます。
要するに脳の情報処理のスピードが格段にあがるんですね。
これが、面白くて僕は潜水してたんです。
この方法で革新的なひらめきやアイデアを生み出す人もいます。
大富豪の家にプールがあるのはその為なのか?と思ったものです。
僕も当時「なんか知らんけど、頭が冴える!凄い!」
と感動しました。
なので、暇さえあれば息を止めて潜水し、考え事をするようになりました。
今でも癖で、考え事をする時は息が止まっていることがあります。
そしてヨダレがツーっとたれて、
「はっ!いかんいかん、誰も見てないよな?」とキョロキョロしながら我に返るわけです。
たまにそのまま畑でクークーと寝てることもありますが。
当時は何を考えていたかというと、
「人間は固体か液体か気体か?」かという問題です。哲学的な問いです(笑)
今思うと、僕は脳梗塞関係なくもともとアレだったのかと。イカれてたのかもしれません。
ブログを書くようになって、昔の自分を思い出せるようになってきました。
話を戻します。
この身体は固体。目に見える。
でも人体内の大部分は水だから液体ともいえる。
ではこの思考は?心というのは脳内の電気信号?
それとも魂か?魂ということにしとこうと思ったわけです。
どれも自分ですが、特に何を自分だと思っていれば一番得だろうか?と考えたわけです。
でも、当時はやはり肉体を自分だと思う事が1番いいなと思っていました。
だって、若いから。
鍛えれば外見は良くなるし、強そうだし、モテる!これしかない!
そして、年齢に合わせて、自分とは何か?をシフトさせていけばいいんだと思ったのです。
10代の後半、格闘技をしていた頃は、自分も相手も液体だと思うようにしていました。
その方が、パンチを当てた時に衝撃が広がるからです。
人体を如何に破壊できるか。または、修復出来るか。
それは人体を液体と捉えていた方が、上手く行くわけです。
36歳の現段階では、僕は気体。魂です。
そう思っているのが1番いいから。
肉体が自分だと思っていたら、20代の頃より衰えたな〜と思ってしまうでしょうけど、
魂を自分だと思ったら、20代の頃より光輝いたな〜と前向きに思えますからね。
僕の本質は魂であると考えるようになったのは、29歳で脳梗塞をしてからなので、
まだ7年くらいですかね。
人間の本質は魂であり、真我であるという考えになったのは。
つまり、真我に目覚めてからはまだ7歳なわけですよ。
ヒヨッコですね。わからないことも沢山あります。
しかしラッキーな事に、自分を魂だと思っている人は少ない。
世界中の人口の何%でしょう?
ブルーオーシャンじゃないか!と、僕は思っているわけです。
でも、やがてこの海も人が溢れる。
そしたら、どこに行こうかな?と今からワクワクしているわけです。
あなたは固体ですか?液体ですか?気体ですか?
ありがとうございました!