宝石はとってもキレイ!

「わぁ〜ステキ」

「そうかい?キミのほうがキレイさ」

そう言っとけば間違いない。

「キミは土のようだね」

と言ったら、恐ろしい事になりますね。

でも、本当は土は宝石より価値があるんです。

地球の表層のごくわずかな部分を土壌といいます。

土壌を1メートルも掘れば、別の岩石層や粘土層になってしまいます。

人間で言うと皮膚です。これがなくなると、大地は砂漠化に向かうわけです。

植物が生えるのはこの土壌。土。

この中には微生物がいーっぱいいます。

土壌は一大生命圏なのです。

地球の歴史を遡ると、四億年くらい前に藻とか苔が登場し、その植物の光合成のおかげで炭酸ガス濃度が下がり、

そこから5千年くらいしてから、土壌が登場して陸上に植物が生え始めたと言われています。

土、というのは細かい泥=シルトと呼ばれる物で出来てます。

厳密には粒子の直径は1/16ミリ以下、1/256ミリ以上のシルトです。

これより小さいと粘土、これより大きいと砂というふうに分類されます。

こんなに小さいシルトに微生物などの有機物が混ざっているのが、土です。

人工的にはシルトは作れないんです。それに自然の様々な物質がミックスされてできたのが土です。千年以上もの時間がかかるわけですよ。

つまり、植物が生えていて、微生物がいっぱいいて、色々混ざり合って物凄い時間がかかって出来たのが土。

それを一瞬で、無にしてしまうのが農薬です。土壌の回復には物凄い時間がかかります。

土壌のバランスを崩してしまうのが肥料です。ジワジワと土壌を壊してしまう。

現代の農業はダブルで土壌を壊しているんですね。そうとは気付かずに。

昨今の異常気象で人間の生命圏が次々と破壊されていることと、

人間が土壌の生命圏を破壊している事とは、リンクしているんです。

何でこんな悲惨な事が起きるのか?と人類は立ち止まって考えねばならない時に来ていると、災害のニュースを見て思いました。

やったらやられる。してあげればしてもらえる。とっても単純な理屈ですね。

輪廻の法則も同じです。差別すれば差別される側に生まれ、殺せば殺される側に生まれ、両面を経験して成長する。

それが僕たち人間という生命体です。

この世界は人間だけではない、という事に気付くべき時ですね。

自然界に対して人間がしてきた事が、鏡のように返ってくるんですね今はもう。

それは、そういう1つ上の次元に近づいているという事。

人間だけの認識ではもうダメになってきたと言う事です。

今、人類は防災の視点だけでなく、もっと根本を見る時に来ていると思います。

何でだろう?と。間違えていたのかな?と。

そして、そこから多くを学ばねばなーと思いました。学べるのが僕たち人間ですものね!

さて、今日は山に入って水路の詰まりを取ってきました。

それからクレソンの草取り。

普通に抜いていたら1時間もして手が疲れて握力がなくなってしまったので、

手首をちょっとひねって右旋回で抜いたら非常に楽に抜けました。螺旋のエネルギーを借りました。最初からやっとけば良かった。

ありがとうございました!