「魂」の人生学
著・七田眞 監修・七田厚

を本棚から引っ張り出して読んでます。いやぁ、面白い。

七田式の教育、七田チャイルドアカデミーってありますよね。

あの右脳教育の。僕も都会に住んでいた時は駅のホームからよく看板を見ていました。

その七田式創始者である故・七田眞(しちだ・まこと)さんの本ですが、この本はすごい内容なんですよ。

前半は誰でも読める内容でして、右脳教育のことや胎内記憶のことなどが書いてあるんですが、中盤から後半がすごく濃い内容。

魂の事を教育する必要性や、瞑想の話、全ては波動だという話、仏教や孔子の話、魂を磨く話、松果体の話も出てきました。

この七田眞さん。もう亡くなられていますけど、かなりの人だったのだろうと推察できます。

ということで、色々と本の内容をご紹介しておきます。

七田式右脳教育が目指すのは、優れたリーダーシップを備えた、将来の日本を背負って立つ人材を育てる事です。

リーダーの条件7つ。

①才能より徳を大切にする
②人に奉仕する人間になる
③自分の魂を磨く
④対人関係の能力に優れている
⑤明確な目標と、それを達成しようとする情報を持っている
⑥全体を見通す力をがあり、統合力に優れている
⑦歴史的・地理的視野を持っている

そして、将来優れたリーダーになれる素質を持つ子供の2つの基本条件として、

「親に愛され、存在感があり、自分が好きである」

「自分自身に誇りを持つ子どもに育っている」

ということを上げています。なるほど、子育てに非常に参考になります。

そして、面白いのは七田式では「魂の教育」を大切にしていることです。

魂の磨き方を教えているわけです。

また、自分を磨き、そして人のために尽くす、人のために生きることを教えているんです。

学問の知識を詰め込むのではなく、もっと大切な普遍的な基礎を教えるんですね。

〜引用〜

魂の意識による新しい文明が生まれる。やがて魂の文化が生まれる時が来るであろう。

現在の教育法を越える、人間が本来持っている右脳の力を発達させるということが、

地球上の至る所で広まる、そういう時代が来るであろう。

私たち人間は、魂の意識としての存在である。魂の持っている力が目覚める。

教育体系が変化する必要がある。

今までの教育は左脳の教育であり、右脳は無視されてきた。

右脳の教育こそ魂の発達に必要であり、
内なる聴覚、直感力、テレパシーを育てることこそ重要である。

右脳教育が魂の文化を作る上で重要となる。

〜引用終わり〜

第一章の最後で紹介されていた、ジュワルクールの予言です。

ジュワル・クールといったら、神智学ですね。

七田眞さんは奥行きのある人だなぁと思いました。

ありがとうございました!