洗脳の話2

ひと昔前まではインターネットもYou Tubeもなかったので、

人々を集めて講演するなどのリアルな場面で、洗脳の技術が使われていました。

ナチスのヒトラーはものすごく洗脳技術を多用しています。

演説の時刻、音楽、スポットライト、敬礼、感情的な演説、印象的なシンボル、カラー、芸術的な軍服などなど、

全て計算され尽くした演出で大衆を洗脳していました。

演説の内容も、知的レベルのどの層にも届くように、同じ内容を言い方を変えて何度も繰り返すなどしていました。

では、現代の洗脳はどのように行われるでしょう?

ナチスがドカーンとド派手な舞台で大衆を煽動していったのとは違い、

You Tubeやフェイスブック、ブログなどで毎日毎日何となく見たり読んだりしてしまうもので、少しずつ洗脳していくのが現代のやり方です。

恋愛と同じで熱するのも早ければ冷めるのも早いように、かつての洗脳は冷めやすかったですが、

現代の洗脳は、ゆっくりジワジワ確実に進行するものです。

だから、よほど気を付けていないと、洗脳されます。

それが良い事への誘導ならいいですが、悪い事ならヤバイです。

見抜く目を持っていないとやられます。

99%善良で1%だけ極悪な人は、大衆を欺いて頂点に立つ可能性があります。

逆に1%善良で99%極悪な人は、頂点に立つ前に必ず失脚します。

どういう人が洗脳されやすいか?というと、

心に不満を抱いている人です。

なぜなら、自分が苦しいのは〇〇のせいだ!〇〇が悪い!という論調に誘導されやすいからです。

わかりやすければわかりやすいほどに。

洗脳者は、民衆の心にある不満に、ただ火をつけるだけでいいのです。

そうすると「怒り」という強大なパワーで民衆は団結してしまうわけです。

つまり、今のように世界中の多くの人が不況で生活に困窮し、不満が慢性的にある状態というのは、

知的な洗脳者にとって、意図した方向へ民衆を誘導する事が可能になる時なのです。

クーデターで起こった新政府は、クーデターで転覆させられます。例外なく。

そろそろ人類は、そういった暴力の連鎖を断ち切る必要があると思います。

覚えておいてください。

「不満」を抱いていると、敵をでっちあげられ「怒り」で団結させられてミスリードされてしまうと。

すべての不満の原因は、外側にはありません。自分の内側にあるのです。解釈が間違えているのです。

外側に原因を見つけて、それを滅ぼしても、またすぐに同じ問題が出て来ます。

まあ、今回は精神論は置いときましょう。

洗脳の技術は壮大なものから、今すぐ出来る瞳孔の微細な動きで行うものまでたくさんあります。

それらを1つ1つ解説すると危ないのでしませんが、

僕たちに出来ることは、悪意のある洗脳を受けないように生きる事です。

その為には不満を慢性的に持たない事しかありません。

洗脳を無力化するには、不満を持たない事しかないのです。

幸せな人は洗脳されようがありません。怒りを焚きつけようとしても、何にも不満がないからです。

怒りはエネルギーです。人類はずっと、この怒りのエネルギーを利用して進化してきました。

愛で誘導するより、怒りで大衆を誘導する方が簡単なのです。

でも、もういいでしょう。もう2020年です。

そろそろ、愛で団結する人類になりませんか。

ありがとうございました!