いままで自由に出入りしていた君達の場所に突然柵を立てて畑にしてしまってごめんなさい。
僕は本当は君達から何も奪いたくないし傷つけたくはないんだよ。
来年は畑を少し小さくして君達が自由に食べてもいい作物を作ろうと思います。
一粒の種を大地に蒔けば万倍になって返ってくるのだから、上手に育てれば人間も獣も飢えずに分かち合えると僕は信じています。
僕らが殺す事なく殺される事なく共存するにはどうすればいいのかな。
人間がほんの少しだけ欲を抑えて人間以外の生物に目を向ける事が出来ればこの地球はきっともっと素晴らしい星になると思うんです。
早くそんな時代が来ればいいな。その為には一体どうすればいいのかな? 答えは一生出ないかもしれないけど、少しずつやってみようと思うんだ。 だって僕らは同じ山の恵みで命育む家族じゃんか。
この文章を読んで少しでも共感していただけたなら、たまにでいいからこの世界の片隅で今にも消えゆく命がある事を思い出してあげて下さい。 誰かの命と引き換えに僕達の命がここにあるのだから。
読んでいただいてありがとうございました!