僕が脳梗塞になる数年前、TEDでジル・ボルト・テイラーさんのこの動画を観たことがありました。
↓に動画はっておきます。
そのときは「へぇ〜、貴重な体験で、説得力あるなー。」って思いました。
彼女が実際に左脳梗塞をして気付いた事ですからね。
その頃の僕は、まさか自分が数年後に同じ病気を経験をするとは、思いもしませんでした。
数年後に自分が左脳梗塞になって、ヨダレはダラダラたれてくるし、うまく話せないし、考えを組み立てられないし、
挙げ句の果に、物事を秒で忘れるっていう状態になったとき、
実際にはそんな後遺症なんかどーでも良くなるくらい、僕は右脳の世界に日々感動してました。
そりゃもう、幸せで幸せで。
ただただ、ありがたくて。
人間は、本当は生まれただけでもう幸せだったんです。
忘れてましたよ、僕は病気になるまでずっと。
いつの間にか、何かを達成したときだけが幸せだと考えるようになってました。
それか、反対の不幸と比べることで自分はマシだ、幸せだと感じるようになってしまっていました。
テレビのニュースで事件や事故ばかりやってるのは、多くの人がその状態なのかも知れませんね。
本当は朝目が覚めただけで、空気があるだけで幸せな事なのにね。
右脳の世界には欠乏なんて存在してませんでした。
もっともっとって。まだ足りないっていう欠乏感は全くありませんでした。
足るを知る状態。
脳梗塞で入院中の僕は「必要なものは、必要なだけ自然から供給される」っていう確信がありました。
喉が乾けば雨が振り、お腹がすけば鳥が食べられるために飛んできて、植物が自分を食べていいよと知らせてくれると考えていました。
本当に世界はそんな仕組みだと思えました。
今の時代の価値観では、あの頃の僕は筋金入りのイカれ野郎だったと思います。
もしかしたら、魔法も使えたかもしれません。
マハリクマハリタ。
病気をして僕は足るを知りました。はじめて。
太陽にも地球にも、身の回り全てに感謝の気持ちがわいてきました。
自然の存在は皆そう感じているのだと思いました。
互いに尊敬し、感謝の念を抱いているからこそ、見事な連携と循環が機能しているのだとわかったんです。
とにかく、左脳をやらかすと強制的に悟る。
全て自然が供給してくれるという絶対の安心感に包まれるのです。
まあ、あの頃の感覚を文章でお伝えするのは難しいです。
僕が病気で見た現実を一言でいうとするなら、
「この世にはエネルギーしかなかった」
ですね。全てがエネルギーとして繋がっていることをはっきりと知覚出来たんですから。
自分と他人などという隔たりは、何もありませんでした。
僕も貴方も、その間にある空間も全て、隙間なくエネルギーだった。
べったりと塗られた1枚の絵みたい。
そして、そのエネルギーは愛だった。直感的にそう感じたんです。
「そうか〜自分は愛だったんだ〜」とお花畑いっぱいのアタマで思ったものです。
皆さん、これだけは覚えていてください。
言い争いや、病気やネガティブな思考があるところというのは、
愛のエネルギーが薄くなっている箇所です。
だから、自分の心に愛を抱いてエネルギーを高くしとけば、病気も治癒するでしょう。
そこに気持ちを向けるだけで、その場にエネルギーが発生するのがこの世界。
なんで物理的な距離を越えて、祈りが届くのか疑問でした。
でも、エネルギーがベタっと繋がっているんだったら届きますよねそりゃあ。振動だもんね。共振するわけですから。
つまり、遠隔で治療も出来る。癒やす事も出来る。祈りも届くという事。
もう一度言いますが、全部、ベタっとエネルギーで繋がっているわけだから。
必ず振動、祈りは届くということ。
神社仏閣を通せば増幅も出来る。エネルギーが高いから。
でも病気が治りますように!じゃダメですよ。それは病気の波動だから。
健康そのものです。ありがとう!これが健康の波動ね。
祈るんなら、こっちを祈らないと。
みんなお正月で神様に手を合わせるなら、願いじゃなくて、感謝をするんです。
そうするとその波動が増幅されて、現実に結果として現れてきますよ。
ああそうだ!
愛とは「許しと感謝」からできてましたよ。
ありがとうございました。
ジル・ボルト・テイラー
1959年、アメリカ・ケンタッキー州生れ。神経解剖学者。インディアナ州立大学で博士号取得後、ハーバード医学校で脳と神経の研究に携わりマイセル賞を受賞。また、精神疾患に関する知識を広めるべく全米精神疾患同盟(NAMI)の理事を務めるなど活躍する中、37歳で脳卒中に倒れる。その後8年を経て「復活」、2008年にはタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。