行事に農作業に、諸々。わたわたしている間に、あっという間に臨月が近づいて参りましたので急ぎ投稿(笑)

医師でも、助産師でも、看護師でもない、ただの妊婦。でも、お産が人々から遠ーくなっている今の現状が哀しくて、発信する事にした私のお産の話(お薦めする訳ではなく、ただ私の場合として見て頂ければ…)

※国内で助産院(自宅含)を選ぶのは妊婦全体のなんと1%…妊婦自体が減少する今、産む文化がどうなってしまうのか。病院の中だけで、妊婦だけで、完結してしまうのでは…そのうち産みたい人が居なくなってしまうのではないかな。

産み方の色々
こんなお産がしたいのです。

自宅で産みたいのは、家族と共に新しい命を迎えたいから。普段口下手で、愛情を伝えきれていないかもしれない子供たちにも、新たな命を通して貴方達もこのように、愛情をもって必死な思いで産み落とされて来たのだと伝えたいから。

で、自宅で産む。否、助産院で産む事について。

助産院での出産には、先ず通常分娩であること、妊娠の経過が順調であること、つまり健康であることが最低条件です。母子共に健康でも、逆子も帝王切開になるので勿論病院です。更に正産期(37-42週)でなければ扱えず、一日前でも遅くても、病院です。

と言う事で、先ずは自分自身でのセルフケアが第一。

私は後にも先にもコレが醍醐味だと思っています。良い病院だから安心、良い助産師・医師だから安心?産むのは他人ではなく、自分。逆に、産み落とせるのは自分だけ。10ヶ月頑張ったのだから、貴方にも産めますよ♪♪

今回初めて中期を過ぎるまで病院にかかりましたが、沢山の妊婦さんや患者さん(産科以外の診療もある為)を対応する病院では、どうしても個々の対応が難しい様子を感じました。赤ちゃんの大きさや様子、様々な血液検査や疾患の有無は十分過ぎるほどに教えてくれますが、食生活、運動、生活リズム、赤ちゃんの気持ち、心の持ち方…様々なお話は母子手帳やネットを使って自分で調べる事が必要になるかもしれません(どんどん相談出来る人は助産師さんや医師と仲良くなってお話が出来るかもしれませんが)

それが、口下手な私にぴったり助産院だと(笑)『仕事はどんな感じ?甘いもの食べ過ぎてるでしょ~。代わりにこんな物を食べてみたら?運動している?どんな運動をしたら良いか。赤ちゃん元気だね。あはは、反応しているね。体が冷えていないか?』等沢山の話を振ってくれ、美味しい和食の作り方や、体の温め方、お産の進みがスムーズになる事や逆にお産の妨げになる様々な事など、毎回お馴染みの助産師さんがお話をしてくれます。勿論、お産の時も同じ助産師。

贅沢。

でも、前提にあるのはやはり『自分で産む』と言う事。油ものや甘いもの、コンビニ弁当やファーストフードばかり食べていたり、運動を全くせずにパソコンに向かってばかりいれば、お叱りを受けます。初めの頃(1人目くらい)、自然から遠い暮らしをしていて、お産だけ自然にしようなんて可笑しな話なのよ。と院長がよく言っていました。歩きなさい、食生活に気を付けなさい、生活リズムを整えなさい…これらは『貴方が産むのよ?』と言う話。

1人目の時は何となく話を聞いて、何となく気を付けていましたが…2人目からは上の子が居るために自宅(助産院)で産む!と思っていたので、コンビニのスイーツの前を見ないように見ないように…と通り過ぎたり、マックのポテト(初期にどうしても食べたくなる不思議)を買わないようにそそくさと通り過ぎたり、それでもつい食べてしまった時には保育園のお迎えに一駅歩いたり。←食べ物の事ばかり(笑)

我慢のし過ぎもどうかと思うので食べることもありますが、知っていて食べるのと、知らずに食べるでは摂り方とその後の対応が変わると思います。

そんな訳で、妊娠中は大忙しです。

幸い道志村へ移住してからは食に関しては、コンビニもファーストフードも無く、地産地消のお野菜や山菜が豊富なので理にかなった暮らしが出来ます。問題は…運動です。

車社会なので、何処に行くにも車で移動。廊下の雑巾がけでも頑張れば良いのですが、なかなか。幸い保育所や学校が徒歩圏内なので暇を見て徒歩で移動しますが、それでも運動不足からか赤ちゃんの向きがよろしくない。

コレではいかん!とひたすらお散歩をし、新倉山に登り、体を温め。お腹に言い聞かせ。

くるりん。

何度か逆子になりかけるものの、その度に、戻れ~!と歩く(笑)

『そんなに歩けて元気だね』と言われますが、元気に産み落とす為に、動くのです。自然に産むために、人間の自然の中で暮らすための動き(しゃがんで作業したり、足をしっかり上げて段差を越えたり、足腰をしっかり使って鍬を振るったり←これは田舎特有)をするのです。

それでも、出て来られない子はいます。初めての流産の時は何故産めなかったのだろう…と思うことがありました。中には元々育たない子もいます。それは色々な要因もあり、一時でも宿ってくれてありがとう、またね。と思うより仕方がありません。

育つ子を宿せた事に感謝して、この貴重な体験を謳歌しなければ勿体ない。どんなお産に出来るのか…いよいよその時が近づいているようです♪♪