ここ数日は雨続きで農業のネタがあまりないので今日は音楽のお話です。

10代20代の頃はアッゲアゲのテクノミュージックばっかりきいていた自分ですが、
農作業をするようになってからゆったりしたレゲエをよく聴くようにまりました。

だってBPM早めの4つ打ちなんか聴きながらクワ振り回したらすぐにバテちゃうからね。

レゲエの聖地ジャマイカではラスタファリズムという深い思想があります。

ラスタファリズムとは?

ラスタファリズムとは簡単に言うと、
アフリカから強制的に連れ去られ、奴隷として生きていく事を余儀なくされたアフリカ人たちによるアフリカ回帰運動なのです。

白人達の作った拝金主義的なシステム管理社会(バビロン)から抜け出し自然溢れる遠い故郷、アフリカ(ザイオン)に回帰しよう。という思想です。

なんだか今の日本にも同じ事が言えませんか?

因みにボブマーリーは初めて日本に来た時、余りにもバビロンシステムに侵されてる日本を見て、空港でおしっこ漏らしたとか何とか…笑


僕の目指している自然農法とラスタファリズムには多くの共通するところがあります。
アイタルフード
多くのラスタファリアンはアイタルフードと呼ばれる自然食を好んで食べます。
旧約聖書に自らの身体を動物の血で汚すなかれと書かれており、自然から採れる健康的なものだけを食べようという主義です。
まず加工食品はタブー。それから体内で腐敗するという考え方から、赤肉も食べない。魚は旧約聖書で大丈夫だとされているため食べる人が多い。ただし、人によっては魚すら口にすることを拒み、純菜食主義のような食生活を送る人もいるそうです。

身体は神殿なり
ラスタファリアンは自らの身体を神殿に例えます。健全な魂は健全な肉体に宿ります。
決して自らの身体を故意に傷つけたり、不健康な生活はしません。
彼らがドレッドヘアーにするのは例え髪の毛であっても自らの身体に刃物を入れない。自然に伸びるものは自然のままで。というわけです。

ですからファッションでドレッドヘアーでピアスジャラジャラ、全身タトゥーの人は似非ラスタマンという事になりますね笑
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アフリカ回帰
最後に彼らにとって最も重要な事は故郷、アフリカへの回帰です。
冒頭でも述べましたが、彼等はアフリカから奴隷としてジャマイカへ連れてこられた人々の末裔です。先祖たちが奴隷として故郷から強制的に連れ去られたことから、ラスタファリたちは今いる場所を「本来居るべきではない地獄」と考えている。彼らにとってはアフリカが「ザイオン」であり、アフリカが地球上の楽園。「アフリカ回帰」こそが多くのラスタたちにとっての究極的なゴールなのだ。

ボブマーリーは言いました。

心の奴隷状態から自分を解放するんだ

俺たちは社会の歯車の一部になってただ金を生産する事だけの為に生まれて来たんじゃないんだ。
せっかく生まれてきた人生もっと大時な事があるだろう?

そんな思いでレゲエを聴きながら毎日畑を耕してます。

オレ、ジャパニーズのラスタマン。 
いつか地球全体が争いのないザイオンの地になる様、願いを込めて。
ヤーマン!!

出来れば日本語訳付きでご視聴ください。