20代の頃に「植物は気づいている」という本を読んだことがあります。

あまりにも興味深い内容で、面白かったので今でも本棚にあります。

クリーヴバクスターという方の書いた本です。彼はポリグラフ(嘘発見器)の第一人者でCIAの尋問官をしていました。

CIA職員を採用する時や、犯罪者に尋問をする時に使うポリグラフを研究していたそうです。

その後、彼はレーナード・キーラーポリグラフ研究所の所長に着任したそうです。

そんな彼に「パラダイムシフト」が起きたんです。

ひょんな思いつきで植物にポリグラフを付けてみたことがきっかけでした。

そして「植物を脅かすには、マッチを持ってきて焼いてみよう」と思い、

葉を焼くことをイメージした瞬間、

4メートルも離れていた植物につけていたポリグラフの記録ペンが表の1番上まで跳ね上がったと。

彼は思いました。
「まいったなあ。この植物は私の心を読んでいるみたいだぞ!」

実際にマッチを取りに行くと、植物はなおも激しく反応していたと。

それを見て、燃やすことを考え直すとポリグラフの反応は収まったそうです。

最初の30ページぐらいでそんな興味深い事が書いてあったので、僕はドトールに移動してじっくりこの本に没頭したのでした。

まあ、興味があれば読んでみて下さい。科学的な実験に基づいた本です。しかし何度もトライしたけど科学界に認められることはありませんでした。

そりゃそうだ。植物が意識を持っているなんて正気の沙汰じゃないですよね。

今の科学ではそこの扉を開けるのは無理だろうなー。バイオコミュニケーションというジャンルになるのかな。それを前提にしてしまうと、色んな常識が根底から覆ってしまうから。

僕がこの本を読み終えて思った事は、「全ての存在が物理的な距離を超えて繋がっているんだなあ」という事でした。

読んで良かった本でした。それから少しずつ僕の意識が変わっていったから。

さて、今年は垂直栽培というのを本格的にやろうと思って、トマトやナスを縛っていたら唇をブヨにやられました。

さすがに痒いですね唇は。

一昨年、ナスの垂直栽培をやってみたんです。

主枝を支柱にキツく縛り付けていく栽培方法で、枝とか幹を縦にしたまま保つすることでホルモンが分泌されて農薬も肥料もいらない強い個体になって、味も美味しくなると。

縛らないナスと縛ったナス、艶が全然違ったので驚きました。

縛ったら賀茂ナスがツヤッツヤ。皆もやってみて。

ありがとうございました。