実質GDPが戦後最大の落ち込みというニュースを先週見ました。

2020年4~6月期の国内総生産(GDP)が前期比年率27.8%縮小したと言ってましたね。

それなのに、日経平均株価は実体経済を反映せず、あいかわらず高値圏を推移してますね。

日銀が買い支えているからです。色んな会社の大株主が日銀になっていってます。このまま行くと筆頭株主が日銀という会社が増えて行きます。

アベノミクスとは社会主義化のことだったのか。。

僕は20代の頃に投資の世界を経験しておいて良かった。

この今の異様な株価を見て、これが何を意味するのかが読めます。

これは病院でいう、最後の延命処置。

もう長くありません。

ガラガラと崩れた時、今度ばかりは「底値で拾えた!ラッキー!」という儲けのパターンではないと僕は思いますよ。

実体経済が急速に悪化している中で、個人や企業が、手元の現金を確保しようと株を売りますね。

そうすると、株価が軒並み下落するというのが普通の不況ですね。

現在もそれが起きていますが、日銀が買い支えているので下がらない。下駄を履いているわけです。

おそらく、実体経済が回復するまで買い支えようとしているのでしょう。

そして株を買う人が増えてきたら、少しずつ日銀が保有していた株を小出しに売っていこうという戦略でしょう。

大企業は株価が高値のうちは、業績は例え悪化していても、株を担保に融資を受ける事が出来ます。

お金だけが巡って行くわけですね。

株価と実体経済の乖離が起こっているのは、そういうことです。

だから、表面的には危機は起きていないように見えるのです。

「とにかく穏便に。波風立てずに、穏便に行こうじゃないか!定年までもう少しなのだ!」

と国の上の方で、ご年配の方々が考えているのかも知れませんね。

そりゃあ穏便に行けばいいんですがね。一農家としても。

異常気象、パンデミックはそう都合よく沈静化するでしょうか?

僕はその可能性は低いと思いますよ。

こんな時に大規模災害が起きたら、ますますその可能性はゼロに近くなります。

今ボーッとしていると、我々庶民は苦労しますよ。

コロナの恐怖で消費は滞り、確実に実体経済が悪化をしています。

また世界中のロックダウンで輸出入は激減しています。

「仕事がない。お金がない」という層と、

「お金はある。けど、買える物が無い、もしくは以前よりも高いな」と感じている層が同時に増えているのが現在。

スタグフレーションと言われる状態です。

景気は悪化するのに、物価が上がるということです。

現在、そういう状態ですよ。

それが水面下で静かに進行している事です。

僕が去年から肉体に脂肪を蓄え始めた理由がお分かりになったでしょうか?

いざと言うときの備えだったんですよ。

あとはこれももう食べられなくなるかもしれない…と、最後の贅沢がついつい長引いてしまったわけです。

お気楽な男です。

まあ、僕も今のような世の中を経験するのははじめてなので、

これからどうなるかはわかりません。

とりあえず、都心の不動産価格が下落して来たら不況はいよいよ表面化してくるのかなと。

国が株を買い支えていて表面上のポーズをしているという事は、なるべく混乱は後回しにしたいということです。

その分、崩れる時は急激に来るという事です。

特に食糧危機など、1番言いたくない事だと思いますよ。

どうしたって、有事の時などは大勢を一気にまかなう食糧は無いんですからね。

でも、前もって少しずつ皆が備蓄するなら全員に行き渡るでしょ?

まだお店も空いてる、生産者も生きてる、物流も動いてる、なんなら輸入だって機能しているんですからね。

いきなり殺到されても、耐えられないよって事です。

僕は防災NPOをやってた頃は、この普段からの備蓄は必須だよと言ってきました。

とりあえずの2週間分の水と食糧の備蓄は当り前。

そしてあとは家庭菜園があればなおよし!

そう思います!

ありがとうございました!

4~6月期GDP、年率27.8%減 過去最大の落ち込み: 日本経済新聞
内閣府が17日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比7.8%減、年率換算では27.8%減だった。