appleTVで「ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている」を観た。

16歳から18歳までの彼女の日常と音楽製作を追うドキュメンターリーだったのだが、ビリー・アイリッシュの世界は闇のように暗くて、美しい。
家族とともに音楽を作り出し、兄と13歳の時に「Ocean Eyes」をサウンドクラウドにアップし爆発的なヒットになり、今に至っているらしい。

とにかく、ジャンルもキャリアの枠も超えて、今若者たちに支持されている彼女の家庭環境、教育、創作の源を観て、表現力や自分自身は決して音大や学校で培われることはないのだ!と強く思った。

ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている — 公式予告編 | Apple TV+
瞬く間にスターダムへと駆け上がった、ビリー・アイリッシュの本当の姿。『ビリー・アイリッシュ:世界は少しぼやけている』では、ツアーや彼女の人生を変えることとなったデビューアルバムの制作の様子を描き出す。2月26日より、Apple TV+で公開:http://apple.co/_BillieEilishDoc類いまれ...

ところ変わって、今日はやまゆりセンターで「円空会(空手)」の小学校6年生を送る演舞会があった。

薪の事業フォレスターズでメンバーの一員として働いてくれている橋本先生が円空会の指導をしていて誘って頂いたのだ。

中学生以下の男女12〜15名ほどの円空会で、年齢もバラバラなのだがその中でお互いを尊重し合って、年下の子の面倒を見たり、演技も全国大会で入賞者が出るほど優秀な子がいるそうで道志村では子どもの活躍が大いに発揮されているクラブ活動である。

息子も興味があれば親として入れたい気持ちがあるが、なんだかまだピンとこないらしい、、、、

その競技を(二人で対戦する)見せてもらって、迫力もさながら、その子たちが空手を通して自分を表現しているところに感動した。
そして、そこにはお母さんやお父さんの姿があって、タイムキーパーや得点管理なんかも親たちがしていて、会場準備から、競技手伝いもやっている。

なんかビリー・アイリッシュの家族たちとの関係みたい!!!

自分たちで作るという点が。

そんな親たちが見守る中でも、子どもたちは緊張することなく、時には歌い出す子なんかもいて楽しげに伸び伸びと競技を楽しんでいるのが印象に残った。

痛がったり、泣いたり、励ましたり、色々な場面を見ることができて感慨深い時間だった。

表現力の大切さ

今の世間や村での色々な事象を見ていても「対立」や「蹴落とし合い」みたいな関係からは絶対に新しくていい発展はない。

どうすれば、両者がうまくすり寄って納得の行く状況になるのだろう?と思う事が多々あり、お互いがお互いの悪い点ばかりを指摘し合うその関係にうんざりしてしまう事も。
でもわかっていても対立から逃れられない大人や社会がまだまだたくさんあるのが現実。

そんな時にビリーと円空会!

若者の表現力の豊かさを大人は見習うべきだ。大人になって、空手を習ってもいいし、ダンスをしたっていい。歌を歌ったって!絵を描いたって!

その時に誰かの真似ではなくて、自分自身の心や感情に素直に従う。その訓練が必要に思う。
その表現を通して、自分自身に気付いたり、心が穏やかになって他の人の意見にも耳を傾けられるようになる気がするんだけど。。。

ビリーの歌は同世代の若者に共感されている、ファンとアーティストという関係ではなく「仲間」として彼らは共存している。
円空会の子どもたちもお互いを仲間として受け入れ合っている。

そういう世界がこれから必要で、誰が上とか下とかそういう関係性ではない関係性でお互い仲間として世界を一緒に作り上げていける人材が大事に思える。

みんなプロにならなくても、一人一人が表現者として日常を幸せに生きることができればいい。

子どもの頃の柔軟で素晴らしい表現を大人は守っていく義務があると今日改めて感じた。

私も今日は雨降りで、絵を息子と描いたりして楽しかったなぁ〜😄