さて、前回は「人が死んだら魂が肉体から抜け出る」と書きました。
肉体は高性能な乗り物だと思って下さい。
この肉体の記憶媒体は容量がかなり小さいんです。
だから、前世の記憶や本来の魂の記憶はもってこれないんです。肉体から出て霊体になるとだんだん思い出してきます。
皆がすっかり前世の記憶を忘れているのはそういうことです。
この世でもクラウド上のデータにアクセスするには、インターネット回線を引かなきゃいけませんよね。
それと同じ事です。脳波をシータ波という状態にしないとアクセス出来ません。
さて、話を戻します。
肉体から抜け出た後、霊体の状態で時間が経過していくと、
「おや?自分は死んだのかもしれない」と少しずつ現状の理解が進みます。
西洋文明の影響を強く受けている現代人は「死んだら終わり」と思っている人がとても多いんです。
だから、実際にご臨終の時に、死んだ後も継続するのでビックリします。
「もう、俺は死ぬんだ。全てが終わる」と思って肉体の目を閉じたら、
肉体から抜け出て魂の目が開く。
「あれ?どゆこと?」と思っていると、周囲ではすすり泣く声がする。
「あんた〜アタシたちを残して死なないで〜」とお母ちゃんが泣いている。
「おいおい、お母ちゃん、何を言ってんだい?俺はこの通り、ピンピンしてるさ」
と、お母ちゃんの肩を叩こうと思ったら、スカッとすり抜けてしまう!
「マジか!」
とその時にはじめて気付くわけですよ。自分が幽霊になったことに。そして、肉体の死後も現実が続いていくことに仰天するわけです。
次に気付くのはきっとテレポーテーションが出来る事でしょう。
魂になったらもう、物理的な制限を受けません。
親戚の顔を思い浮かべれば、遠く離れた親戚の目の前に一瞬でテレポーテーションができます。
そしてさらに、時間も超えられることに気が付きます。
昔を思い出したら、そのときにひとっ飛びします。
物理的な距離も、時間感覚も肉体があるが故に存在しているものですからね。
さて、肉体から飛び出したという事が、「ただ単に車から降りた」みたいな出来事だと知ったら、ビビりますよね。
そして、本来はこっち(霊体側)が現実だったんだと思い出していきます。
やがて全てを思い出し、スッキリとして成仏するわけです。
成仏というのはつまり、魂の集合体に戻って行くことです。
しかしこの時に、この世に未練や執着が強く残っていると、成仏できずにこの世に留まってしまいます。
そういった霊はそこらへんに沢山います。
彼らはもう自力では成仏できません。
霊能者がものすごく苦労して悪霊退散とかしてますね。剛と柔の「剛」のやり方ですね。
あれは大変ですよ。そんな事をしなくても「ありがとう」と声をかければ成仏していきます。剛と柔の「柔」です。
むこうもまさか感謝されるとは思ってませんからね。
自力では成仏出来ない彼らは、総じて振動数が低い。性格がネガティブだから。
だから、最も振動数の高い言葉をかけてあげるわけです。
「ありがとう」と。すると、パチっパチっと焚火みたいなラップ音がして成仏していきます。
新しい家に引っ越した時は、家族で「ありがとうありがとう」とブツブツ言ってれば、
幽霊はキレイにいなくなりますよ。
だいぶ話がそれました。
死ぬと魂のカタマリに戻っていくという事。
強い執着を持っていると現世から離れられなくなってしまうという事。
続きはまた次回!
ありがとうございました!