夫が道志村でマウンテンバイクツアー「Doshi Deer Trail」を立ち上げ3年が経ちます。

https://tour.doshi-deertrail.com
山全体が一つのフィールドになっているこのプロジェクトは、山の間伐、木材の搬出、薪の加工の河上から河下の整備に始まり、誰もが楽しめる山、つまりマウンテンバイクで山を走る事に繋げていくというものだ。それが最終ではない。その楽しんだ人たちが、また山の整備にできる範囲で関わるという循環を目的としている。

さて、先週土曜日はトレイル整備の日。いつもは平日に行われていたのだが地元中学生の参加も強い要望もあり土曜日に。私と息子も初めての参加になった。
その他、友人夫婦、東京の御曹司Aさん(Sくんの友人)合わせて10名の参加。

何もない場所に道を作る!

最初に夫がそのマウンテンバイクに精通している!と思われるAさんとコースを入念に決めている。
私たちのことは、無視。。。。
そして、指示が出て中学生がクワやら、手掻き棒のような道具を使って土を掘り返す事を行う。
途中で私と友人アーティスト夫婦が合流。
50歳を目前にしたSさん(アーティストの旦那様)、必死に土やら根っこと格闘。
私も手掻き棒を持って、参加。
網走刑務所の資料館で観た、囚人の北海道開拓の姿と自分の姿が重なる。

開拓じゃん!

そうやって、何もないところから一つの道が出来ていくんだね!
中学生たちは、いつの間にか土を掘るのに飽きて、巨石を谷上から下に転がすというインディージョーンズのような遊びに熱中。その巨石を見て歓声を上げている。
アーティストAさん(アーティスト)は息子的くんに山の中を引き回されて「こっちだ、あっちだ」と縦横無尽に歩き回る息子のお供。
各々、楽しそうである。

出来上がったよ!

ここからが、見せ所である。
皆、自分の作った道をテスト走行。
あんなにマウンテンバイクに精通していたと思われて一目おかれていたAさんがこけた。。。
あれ?行けないの?笑
夫航輔しか、行けないじゃ〜ん!!

マウンテンバイクに跨って、走りたくなる衝動

しかしながら、皆自分で作った道をたとえ転んでも走りたくなるものである。
次に果敢な勇姿を50歳目前(ここ重要)にしたSさんが走る。派手にコケる。笑いが起こる。(特に航輔の大きな笑いが山に響く)

中学生、Yの才能爆発!

ここで、Yくんチャレンジ。真剣な顔である。
おっっと〜!
なんと、2回目で成功。素晴らしい!大歓声が起こる。
道志村のヒーローだ。

その後、私もチャレンジしたけど、、、、
体が安定しない場所でマウンテンバイクに跨って、GO!と言われても、一旦落ち着きたいんですけど〜みたいになってうまく自分とマウンテンバイクと山道との関係のバランスが掴めず、足を地面から離すことができず、終了〜

美人Aさん(アーティスト)果敢にも挑戦!

やはり、アーティストの好奇心の強さを思い知らされた。。。
「すごいぞ、A」と心の中で彼女をより好きになる感覚を味わいながら、ふと見ると隣では旦那様S
さんは「そんな簡単なことじゃないんだよ!」と彼女のチャレンジに顔面蒼白な気配を漂わせている。。。(そりゃそうだ、怪我でもされたら大変だもんね)
しかし、そのような夫の注意に従うAさんではない。笑 おもろー
で、派手に崖下へ転落。。。。「わーーーーーーー」
・・・・・・・・・・・
山の柔らかな土に守られて、Aさんは綺麗な顔に傷一つ付けず無事帰還したのだった!

めでたし、めでたし

余談
息子的くんは、ふわふわの葉っぱで鼻くそをほじったり、Aさんをお供に山を駆けずり回っていましたが、何かの拍子に木に激突し右顔面を強打するという災難に遭い、最後はひっそり木の切り株あたりで森の妖精のように佇んでいたのでした!