岳史です。写真は2016年6月、クレソンの田を馬耕で耕している様子です。もう解散してしまいましたが、「NPO都留環境フォーラム」にお願いしてイベントとして行いました。

私たちがクレソン農家になって以来ずっと考えていることは「販路の開拓と、良い圃場を見つけること」です。先輩の方々もかつて同じ思いだったと思います。

販売と生産のバランスが大事ですが、私は先ずは生産を安定させることだと決めていました。良いクレソンを安定して収穫できないと、顧客の信頼を失いますから。・・・真面目でしょ。

クレソン栽培には、きれいな水が一年中流れている所で、一定の水温を保つのが大事です。しかし、谷合いにある道志村は、冬は冷え込み、雪が降ればクレソンが無くなってしまう、そのため村外の雪が降らない暖かい土地に圃場を持つ必要があることは前に書きました。

では、村内にそんなにクレソンの適地はないのか?といえば、あまりありません。

私の見聞だけですが、山峡の村ではまとまった5反なり6反なりの圃場を一人の地主から借りることは難しいです。複数の地主さんになるだけでも面倒です。一続きのまとまった土地があるかもしれませんけど、概ねそういう土地はすでに諸先輩方が抑えています。

何より水の問題があるんです。横浜市の水源地として、水がきれいで豊富と思っている人が多いと思いますけど。

この話続きます。