「鵺(ぬえ)」という妖怪をご存知だろうか?
「猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇。」の姿をして、
「気味の悪い声」で鳴くと言われております。
実はこれ・・・
道志村に居るんです!!
・・・と、云うのは半分ウソで、半分ホント。
実は、この鵺の伝説の「元になった動物」がこの辺りにも生息しているって事なんですが、その動物っていうのがコレ↓

トラツグミ!
なんかわりかしフツーの鳥ですよね(^_^;)
なんでこんなに可愛らしい、平凡そうな鳥さんが、恐ろしい妖怪の元になったかというと、
秘密があります。
それは鳴き声!!
この鳥さん、実は夜中に鳴くんです。
しかも物悲しい悲鳴のような声で・・・
それが妖怪の鳴き声だと云われていたみたいですが・・↓

この
ヒーーーン ヒーーーン
という物悲しい鳴き声、聞いた事無いですか?
道志、山中の人なら、きっとあるはずです。
だって私は今も聞こえてますしね(* ̄∇ ̄*) (記事を夜に書いてます)
実はこの鳴き声を聴けるのは春から夏にかけてなんです。
何故かというと、ちょうど今頃が繁殖期!だからなんですね!!
人間には気味悪く聞こえる声も、実は本人達にとっては「愛の囁き・・・」なのかも知れません。
知らんけど(-_-)
トラツグミは古くから、「鵺」や「鵺鳥(ぬえどり)」等と呼ばれて来たようです。
万葉集にも鵺鳥を詠んだ歌が何首かあります。
そこからひとつ
「久方之 天漢原丹 奴延鳥之 裏歎座都 乏諸手丹」
久方の 天の川原に 鵺鳥の うら歎(な)げましつ すべなきまでに
(天の川原に鵺鳥のように嘆いていました。どうしようもないほどまでに。)←主人公は織女です。
今日は七夕、生憎の雨によって、
この歌の様に織姫は嘆いているのでしょうか?
そっと涙を拭ってやりたい・・・(T^T)
彦星なんか忘れちまって、俺と付き合わないかい!!?
って気になりますね(^_^;)
それとも夜中に外で「ヒーーーン」って啼いてたら私にも彼女が出来るだろうか?(* ̄∇ ̄*)
・・・鵺が来るからもう寝るか・・・
