おはようございます。

秋が終わり冬に入ります。
キャンパーの間では、昨今夏キャンプよりも焚火がガンガンできて、虫もいない秋・冬キャンプが流行しているようです。
薪の生産も注文もまだまだ続きます。

「薪を焚く」という本を読み終わりました。
参考になりまくりで、自分の経験からも「こういう事だったんだ!」という答えがいくつもあるそんな著書でした。
著書でも乾燥させた薪をいかに寒さの厳しい北欧でストーブに入れるため自力で準備するか?その知恵と技術について熟読。そこでの発見をレポートします!

「薪を焚く〜Hel ved」
寝ても覚めても薪の事を考えている私にとってこの薪愛がいっぱい詰まったこの本が今は一番の友達!

乾燥した薪を作るための心構え

北欧では、薪ストーブの使用者がノルウェーで120万世帯に1台以上設置され、フィンランドでは全部で300万台の普及率。
そんな北欧の人たちが自身で薪を森から切り出して、持ってくる。そして薪にして乾燥、薪棚に積むまでの作業工程や技術がもう何百年も前に確立していたなんて!

心構えについての重要ポイント

  1. 乾いた薪とはどのくらい乾燥しているものなのか?(含水率というワード)
  2. 乾燥した薪を手取り早く作るには
  3. 乾燥が進む薪の積み方

1. 乾いた薪とはどのくらい乾燥しているものなのか?(含水率というワード)

木には水分がもちろん含まれている。
それを木の含水率というもので測る。
総重量の何パーセントが水分なのかを計測するのだ。
重さ1kgで含水率が200gの場合は、含水率は20%。

今では「含水率計」という便利な機器もある。
計測機や技術的な算出方法の多くは全乾重量(水分を含まない木材重量)を基にしている。

ノルウェーでは乾燥薪と呼ぶには、含水率が20%という条件を満たしていなくてはいけないらしい。

我が社でも薪にする時は20%を目指したい。丸太を割る際に計測機で測ってみた。
含水率はよく乾いたものだと19%〜25%以下→これは割ってからすぐに製品にする事ができる
25%からそれ以上のもの→製品にする前に乾燥期間が必要である。
薪ストーブの場合でも燃焼率や暖かさにも影響があるとのことで、いかに乾燥した薪をストーブにくべるか、不完全燃焼、煤、空気汚染をいかに防ぐかを考える上でも薪の乾燥は非常に重要である事がわかる。

そこで、次の2乾燥した薪を手っ取り早く作るには?の項に移るのだが、今日はここまで。

また次回をお楽しみに〜^ ^