いきなりですが

みなさんはマウンテンバイクに乗ったことがありますか?
だいたい小学生の頃に、謎の「マウンテンバイク熱」を経験すると思います。
変速ギアの段数を自慢しあっちゃったりして。6段なの?僕、18段だよみたいな。

そこから成長するにつれてその熱が落ち着いて、ママチャリのサドルを1番低くして乗るフェーズに。走りながら荷台のところに座っちゃたり。

大人になるとマウンテンバイクと距離が出来ちゃうんですよね。小学生の時はあんなにも必死に親にオネダリしたにもかかわらず。勉強頑張るから!の常套句で。

話を戻すとマウンテンバイクに乗ったことあるよって人も“マウンテン”で乗ったことあるよってことになると途端に数は減るのではないでしょうか。僕は子供の頃によく遊んでいた公園の砂場が最もエクストリームな路面でした。

こっわ…

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大人になり、初めて山でマウンテンバイクに乗った感想。
(いや、こっわ…。)
目線も当時に比べれば随分と高くなっているし、体もオトナになっているからでしょう、めっちゃ怖いんです。ほんとに。

写真はマウンテンにもマウンテンバイクにも慣れた先輩ですが、僕はというもの撮ってもらった写真は腰が引けていてとてもお見せできるものではなく。

ところでこの丸太に注目してほしい

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ハイキングなど、ちょっとした山歩きなんかをしていると見るこんな道に設置されているマルタ。
今の僕に言わせると、木々や葉を見るよりこっちに注目してほしい。
なぜならこれを設置するのはとても大変だから!

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マルタを用意して、それを地面に固定する棒を作る。
文字にすると、句読点含めて24文字だがとんでもない労力だ。大人3人がかりで大汗かいてやっていた。木々や葉に感動するのも良いが、男3人が必死こいてこんな作業してたんだなって方に感動してほしい。いやそんなの知らんがなと言われそうだけど。

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いつのまにかマウンテンバイクからマルタ寄りの話になっているけど、何かをするには準備だったり環境作りをする必要がある。マウンテンバイクを安全に走らせるには道を作らないといけない。
完成した道は、人、物、色々な要素から成り立っている。

そして、その“人”も“物”も色々な要素で成り立っている。この完成した道はそんな要素がたくさん詰まっている。
“走る”という行為をするには目立たないし、見えないけどそれを支えるものがある。
これはそういった側からのエゴにも捉えられるかもしれないけれど、気持ちよく走るためには道を見るための広い視野と、物事を正確にみる深い視野が必要なのだと思う。

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すでに数回に渡り、道の整備に参加させてもらっているけれど、ここが崩れていないことには毎度嬉しい気持ちになる。やはりしっかり手を入れたところは簡単に崩れたりしないものだ。

また道志村をマウンテンバイクで走りたい。