道志手帖を見ては想いを馳せていた『月夜野』へ、満を持して行って参りました。

国道を何度通っても姿が見えず、何だか神秘的な印象だった月夜野。下の方、山の斜面にある集落と言うことで、陽当たりが良くて暖かい場所なんだろうなぁと漠然と思っていました。

道志手帖を片手にいざ。

今回は旧道側から集落に入ってみることにしました。

車で集落まで入ろうとしましたが、思ったより道が狭く…途中でUターンして徒歩に切り替え。

集落へと続く道…案外綺麗に手入れされた竹林を横目に少々不安になりつつ先を進む。『川原畑より大分暖か~い♪でも、ここだと通学バスに乗るまでにこの道のりを歩くんだね…しかも学校から遠いから、帰宅時間遅くなっちゃうね、遅い上にこの坂道を登って…更にそこから宿題?!…いや、川原畑で本当に良かった』と、雑談をする事、数分。

突如現れた洞窟。自然に出来たものでしょうか…斜面を登り確認してみると、更に下にも続いており、大人が数人入れそうな空洞が出来ていました。落ちたら怖いのでいそいそと退散。

この先に本当に集落が有るのか?と不安になった頃、出て来るのがこの関所跡。そうでした、今も県境 、昔もここが甲斐国への入口!いらっしゃい。

先ずは地図(絵地図)を頼りに 学校跡地まで。と、ここで気付き始める。もしや、月夜野って意外とコンパクト?関所跡を出発して、あちらこちら見て歩いたのに学校跡地まで5分かからない。ここまでで大体集落の1/4を歩いたはず。

ともあれ、遊具の残る学校跡地で校舎はどこに在ったのかな?小さな学校だったのかなぁ…等と話をしつつ、酒まんじゅう休憩。立派な桜の木が残っていました。

今回の突っ込みどころ。

学校の横に 薬師堂がありました。が、隣の鳥居の…その先に公民館。目では確認出来ないけれど、近くにある大室神社の鳥居なのかもしれませんが思わず…鳥居そこ?!

なだらかな山の斜面にぐるーっと1周道が通っている月夜野。寄り道をしましたが、結局所要時間は20分程度。これは…早めに歩いたら集落を数分で回れそうです。そんな月夜野、空が広くてどこも陽が当たってぽかぽか。畑も山林もちゃんと整備されていて、桃源郷のような場所でした。

この立地、イベントを開催したら素敵だろうなぁ…。ここに住んでいたら、集落全部使って鬼ごっこやかくれんぼ…自転車競走♪楽しそうだなぁ!などと妄想は尽きません。