以前大分足掻きましたが、

ここで産みたい
私の小さな小さな決意表明。(願望?) ちょっとクサくて恥ずかしい(笑)

心の整理も含めようやく落ち着いたのでここらでひと言。

村内自宅での出産、隣県相模原にある助産院での出産は、コロナ禍と言う事も大きく影響して、困難であるとの結論に至りました。

『家族が増えるということ。産むという作業は母親にしか出来ないけれど、新しい命を目の前に、自分たちがどの様に産まれて来たのか、どの様に迎えられて来たのか、皆で乗り越える事で、一緒に新しい家族を迎えて欲しい』そんな思いから、 横浜へ里帰りをしてお産を迎える運びとなりました。

道志村でお産をする事が出来ない訳では決してありません。

前述の記事にも記載しましたが、僻地である道志村でも、なんと近隣として3箇所(河口湖の日赤病院、富士吉田市民病院、都留市民病院)もの病院があり、現在コロナ禍で他県からの受入はしていませんが相模原に助産院もあります。

ばんばん産めますよ~。

お産をする病院を選ぶ際に、近場がいい。食事が美味しい所が良い。綺麗で最新の病院がいい。母子同室がいい。別室がいい。

それと同じように、ただ、私は家族と楽しく産を迎えたい、私の場合それは独りでは叶える事が出来なくて…。言わば食事のようなもので、皆居るから美味しくなる。それも、いつもの茶の間で。

そんなお産が私の場合自宅出産。

色々な産み方があります。無痛/和痛分娩、計画(誘発)分娩、 帝王切開、フリースタイル、自宅分娩など(医療従事者ではないので詳しくはわかりませんが)それぞれにメリットがある筈で、それぞれ希望する方がいる筈です。知る機会が有れば尚更。

自分のお産。何処に居たって、自分で選べるようになればいいのにな。

と、言うことで。

先日里帰り出産の為の転院をし、助産院へご挨拶に。

普段は病院も助産院も大抵一人で受診しますが、多分当日以外顔を合わせる機会が無いだろう…。と、家族全員揃って検診に行きました。

住宅街の一軒家。

玄関から上がり、この時期なので検温、洗面所で手洗い…。

庭の見える畳敷きの居間。朝の柔らかい日射しが入ってぽかぽかと気持ち良い。

敷かれた布団に横になり、世間話をしながら診察。

子供たちはそれぞれ、診察の様子を見たり、ピアノを弾いてみたり。聴診器を触ったり、太鼓で遊んだり。

赤ちゃんの心音を確認する段になると、みんなきちんと注目して…『心臓の音』を聞く。

皆の心臓の音と同じ? と、それぞれの心音を聞かせてくれる。赤ちゃんの方が早い。同じ音がする。あはは、〇〇の音は僕より早い!

と、これ。

これがしたかった。

赤ちゃんを授かって嬉しい事は、家族が増えると言うこと。それはただただ母親だけが子供を産み育てるのではなく、一緒になって命を見つめる事が出来ると言うこと。お腹の中で赤ちゃんが生きている、命がある。自分たちもお腹の中にいたの?これって、母親以外が理解・実感する事って難しいと思うのです。特に子どもは。はい、産まれたよ。と見せられて、『お腹の中の何か』と一致出来るのかな?と思いました。(別に理解していなくても、赤ちゃんが可愛いなら何でも良いのかもしれませんが(笑))

親がここに赤ちゃんがいるんだよ~とか言っても胡散臭いし。病院に一緒に行ったとしても、エコーで画像を見て『赤ちゃん可愛い!』と言う子も…少ないと思うのです。(エコーの画像、ちょっと怖いだろうし、現実ではなく画面の中の話になってしまう気が)

で、必要なのは自然な流れで他人(助産師さんなど)からお腹の様子を垣間見ること。少しづつ、納得、消化して、お産に挑んでほしい。最高に贅沢な命の授業(笑)

と、これが私のしたいお産。

長くなってしまったので、自宅で産むと言うこと…は、また時間のあるときに♪♪