今日は少し未来の話をします。たぶん少し長くなりますが、どうぞお付き合い下さい。

今回は変なオカルトは抜きで現実的な考えのみ話します。

僕だってやれば出来るんです。

まず最初は「地球寒冷化」の話です。

おっと、オカルトじゃありませんよ。現実的なその「可能性としての話」がしたいんです。

地球温暖化の話は多くの人や専門家が真剣に議論したり話していますから、そちらはもう十分に一般常識として受け入れられていますが、

寒冷化の話はまだ一般的ではありません。一部の研究者が指摘しているだけですね。

なのでこのままでは、原発事故の時のように「想定外」ということになりかねません。

トンデモ論ではなく、単純にリスクの話として僕は考えています。

話100分の1くらいでいいです。強要するつもりはありません。

もし、これまで温暖化してきた地球がここから急速に寒冷化に向かったら?ということをあえて考えてみてもいいのではないでしょうか。

リスク管理の視点で。

太陽活動の影響で、地球は過去に何度も定期的に寒冷化しています。

これまで地球の歴史を見れば、約200年に一度のサイクルで小氷期に突入しています。

だいたいこの小氷期に疫病や飢饉、戦争、自然災害などが多く起こっています。

そして次回は2030年〜2050年のどこかで小氷期に突入する可能性が高いと言われていました。期間は数十年。

今は2020なので想定より10年も前です。

だから、僕もすぐには想定するべきリスクとしては真剣には考えていなかった。

しかし、複数の条件が重なれば、200年サイクルに対して10年の誤差は十分にありえるという判断にもなるわけです。サイクル論ではオーブといって、誤差の範囲内です。

複数の条件とは、農業者として感じる違和感です。

作物の適期がずれ込んでいる。

特定の虫の害が多い。作物が虫にやられるという事は、その土地の微生物層や気候がズレて生命力が低下してきていると判断できる。

晴れると痛いほど暑く、曇ると一気に寒い。

夜が以前より暗い。

他にもオカルトな要因はありますが、そういうのは今日は無しです。

そしてここ1年でこのリスクは僕の中で急浮上し、今はもう寒冷化は「ほぼ確」だろうと考えているのです。

ちなみに寒冷化が今の地球温暖化で相殺出来るという説もあります。

その説ならば寒冷化は問題ありませんが、それが終わった時にこわいですよね。物凄い温暖化が来るだろうと言われています。

しかし、その説の場合は今すぐのリスクではありません。

僕が想定外を避けたいのは、現実的な近い将来のリスクです。

なので、寒冷化によって生じると考えられる中でも最悪のシナリオを想定してみます。

最悪のシナリオにさえ対処してしまえば、大きな不意打ちをくらう可能性は低くなります。

僕は農業者の立場で想像してみます。皆さんはそれぞれの立場で、職業で、寒冷化を想像してみて下さい。

それはこうです。

地球寒冷化が急速に進む。

これまでその地域で作れていた農作物が作れなくなる。

世界中で作物の適地が移り変わる。

それには時間がかかります。

大勢がまさか寒冷化とは考えていないからです。

一過性の異常気象だと思っているので、一時しのぎの対策しかしない。

農作物の受粉を担当している昆虫が激減する。生息地が変わるからです。安定するまで昆虫の減少は数年続くと思います。

農作物は不作が続き、深刻な食糧危機が訪れます。

気温の急激な低下と食糧危機で人類は免疫が下がります。

特にお風呂に入る習慣のない外国人。

普段からお風呂で体温を毎日上げている日本人は免疫力が高いのではないか?と妻が言ってました。

僕もその通りだなと思います。

人類の免疫力が下がると、より深刻なパンデミックが起きるのではないでしょうか。

ウイルスが強力にならなくても、人間の免疫力の方が弱っていきますから。

また、強力になる宇宙線の影響もあり、世界中で自然災害も多発します。

噴火や地震で交通はどうなるかわかりません。物流がストップしたらヤバいです。

食糧危機、パンデミック、自然災害、で人・物・金の流れは滞ります。

もう食糧危機という物理的な問題を金融政策で乗り切る事は不可能なので、

完璧に経済崩壊します。お金の信用がなくなるからです。

そんな中、電気や水道、ガスなどのライフラインはどうでしょうか?

食糧危機、パンデミック、自然災害の中、

正義感から命をかけて管理してくれる技術者たちがいなければ、日本中の原発はメルトダウンすることになるかもしれません。

ネットもスマホも同じ事。使えるとは限りません。

となると、日本国民というよりは住んでいる場所での小さなコミュニティが僕達の生命線になります。

そこで協力関係がうまく機能しなければそのコミュニティは淘汰されます。

まあ、そんな感じでざっと想像してみました。

人類はピンチになるシナリオです。

でもピンチはチャンスでもありますよね。

右肩下がりの1つのトレンドが終わろうとする時、右肩上がりの新しいトレンドが誕生しているはずです。

そこに乗る。僕らは。

わかりやすくビジネスに例えると、株主資本主義でも顧客資本主義でもありません。

次に必要なのは、言うならば地球資本主義でしょうか。

一部の株主が儲かるのでもなく、お客さん第一でもなく、地球環境が一番に考えられるビジネスです。

ビジネスがまわればまわるほど、地球環境が回復していく。

そういった流れで、都市型の生活から自然のある所での暮らしが当たり前になっていく。

そのさらに先には、ビジネスを卒業し、純粋な奉仕のみでまわる社会があります。

さて、とてつもないピンチの後には、大きなチャンスがあると言う事が、

寒冷化を想定する事によって見えてきました。

今のごりごりの株主至上主義の経済に風穴が開けば、

そこに新しい価値観を滑り込ませ、それを普及させ、新しい常識として定着させる事が出来ます。

僕達の手で。

もし、本当にそんなシナリオになって心が折れそうになっても、

ピンチにはチャンスもあると、今想像したからもう大丈夫ですよね?

ありがとうございました。